戦略プロフェッショナルが面白い。マーカーが止まらない。
戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)
- 作者: 三枝匡
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2002/09
- メディア: 文庫
- 購入: 35人 クリック: 506回
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この本の中にある「朝令暮改」についてちょっと思うところがあった。
「朝令暮改だ!」と感じたら、自分を疑え
ベンチャー企業に勤めていると当たり前のように、新しいことの連続です。目の前の仕事レベルでもさっきまで言っていたことが変わっていたりしますね。ガラケーが流行ったと思ったら、iphoneが出て、VRが流行り始めている。どんどん世の中が変わっているので朝令暮改は当たり前だよなぁと。
なぜ「朝令暮改」と感じるのか?
想定が甘い
「想定の範囲内」とは堀江貴文さんが言っていた印象深いコメント。
これはまさにそうで、想定の範囲内であれば別に朝令暮改でもなんでもない。そもそも想定が甘いから朝令暮改と感じる。事業もビジネスモデルもサービス内容も業務フローも「いつでも変わる」と想定していればそれは取るに足らない。
変わることに抵抗がある
「変わること」に反応してしまうということは、既存の方法や前提に執着している。これまで通りの方法であれば慣れているので、効率よくこなせる。自分への負担がない。
しかし新しい方法に変える際は、新しいフローに変わるので自分に負担が増える。自然と「変わること」に反応してしまうと抵抗をあらわにする。
これまで成果Aを目指していたけど、成果Bを求めるのであれば方法が変わるのは当たり前だ。朝言われたことが夕方変わるか、10年後変わるかの違いだけで、結局変わる。
変える側じゃない
新しい施策を考える側ではなく、受け取る側に治ってしまっている。もし「こういうことをしたらいいんじゃないか?」と上長に提案し、施策が採用されれば変える側にいるということ。しかし提案もせず、1回提案してめげているのであれば変える側にはいけない。10回提案して1回採用されるくらいやって初めて変える側にいける。上長はたいていの場合、何十倍も考えている。
朝令暮改はそれでも起きる
人事をしていると代表の朝令暮改なんていうのは日常茶飯事ですね|ω・)チラ1日3回くらいありそう。いちいち気にしていたら仕事が進まない。また朝令暮改が無い代表はだめだ。新しいことを考えていないということになる。頭の中をアップデートしていくごとに変わって当たり前。
定期的に代表を呼んで「将来の最高の状態を想定して、今足りないポジションは?」と1on1のディスカッションを仕掛ける。そうすると代表と自分の「想定の差」を明確にすることができる。かなり離れている時もあるし、全然違わない時もある。全然違わない時でも朝令暮改は起きる。次の日には新しい頭の中のアップデートがあるので変わる。
何が言いたいかというと、これだけ確認をしても朝令暮改は起きるのであればもうしょうがないな┐( ´д` )┌ということです。
変わったことに対していちいち指摘していてもしょうがないので
「全て想定の範囲内です。ではこうしましょうか。次々!」
と冷静に言えると「おお、かっこいいな」と思います。
社会人3年目頃には冷静になれなかったなぁと反省しながら戦略プロデッショナル、続きを読むのを楽しみです。
戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)
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