この度数値分析を引き継いでいくことになったのでまとめることにしました。張ヶ谷の基本スタンスは「自分が死んでも回る組織」にすることです。何かしらのヒントとして今後も活用いただきたいと思って書きました。
もし下記のステップにおいて「ここもっといいやり方あるよ!」という方は直接facebookメッセージでも、メールでもいただければ幸いです。張ヶ谷2017年5月末バージョンなので今後もバージョンアップしていく予定ですので(*・∀・)尸尸
連絡先はこちら:takumi@di-v.co.jp
「数値分析」から「打ち手出し」までの7ステップ
ざっとステップを書き出して見ましたがこんな感じです。一つずつ解説していきます。
面接結果入力作業
使用ツール:Googleフォーム
面接が終了した段階で、入力をしてもらいます。入力項目には数値分析時に必要な数値が取れるように設定をする必要があります。現時点では流入経路、1次面接数、1次面接通過率が見れれば大枠判断ができるので取得できる設問「合否」「経由」を入力いただいています。
「合格」であれば1次面接通過しているので1次面接数と1次面接通過率が見れます。
経由を確認することで「どこからどれくらい流入したか」が判断することができます。
数値集計
「日々面接後にGoogleフォームを入力する」という前提のもと、回答用スプレッドシートに溜まったデータを集計していきます。ここはかなりアナログです(自動化求む)
非公開のところは非表示にしておりますが、だいたいこんな感じでデータがどんどん溜まってきてます。「とにかくちゃんと入力をしておく」ことが大事です。
フィルターを使って集計をしていきます。
集計した結果は「採用目標」というスプレッドシートに入力をしていっています。黄色い部分に入力をしています。(自動化できるかも)
媒体別の流入数がわかればどこの数値が効果が出ていて、どこに問題があるのかが一目瞭然です。月1で媒体・紹介会社の担当の方々に数値(推薦数やエントリー数)をいただいています。エントリー数等は自社で取得することは結構大変なので媒体担当の方にお願いすることをオススメします。(というか管理画面に実装してほしい)
とにかく見る
とにかく見ます。問題はどこなのか?どこに注力をしたら改善をするのか?などを前提に先入観を取っ払い「とにかく見る」ことに集中します。かなり抽象度が高いですが「問題に気づくスキル」が必要です。Aさんが見ても問題に感じない部分でもBさんが見たら明らかに問題と感じる部分があります。どこに選択と集中をするかを決めるためにフラットに数値を見ることがむちゃくちゃ大事です。
問題を決める/選択と集中
「とにかく見る」というステップを踏んだら、問題を決めてそれをどう解決していくか?を決めないといけません。例えばこれまで決めたことは下記です。
問題1:1次面接数が少ない
面接フローのブラッシュアップができた。しかし面接数が少ない。面接フローにしっかり乗ることができればある一定の採用は可能。とにかく「面接数」を爆増させるぞ!と決めて行動を開始しました。
結果:前月比234%増加。
問題2:1次面接通過率が低い
1次面接数の確保は一定量できるようになった。しかしそれに対して通過率がかなり下がってしまった。面接をたくさんしても通過しないので「書類選考を厳しくする」ことに注力して1次面接通過率を上昇させた。
結果:25.0%→35.7%。10%以上上昇。
問題にフォーカスして、どこを改善できれば一番効果が高いかを明確にすることが大事でした。全てのことはできないので、優先順位の高いものから解決していきます。フォーカスする大事さは下記の本から学べますね。
スローガンを決める
「1次面接数爆増!!!」とか「質!質!質!」とか「5月500!!!!!」とか自分のスローガンを勝手に決めています。目標や目指すところが明確になると自分としても覚えやすいですし、決めたことを忘れないので問題にフォーカスした行動ができます。
また覚えやすいスローガンにすることが大事です(結構大真面目に言ってます)
一緒に働くメンバーも同じスローガンを共有することで「今月はこれをやるぞ!」という認識統一もできるのでとても良いです。目標とずれた行動をしている時に「スローガンを思い出そう!」という話をすると話が早いです。
打ち手を出し切る
使用ツール:A4のコピー用紙、ペン
問題にフォーカスすることができたら打ち手をできるだけ多く書き出します。その時に「メモ書き」をオススメします。優先順位は一旦無視して、メモ書きで打ち手を出し切った後に、優先順位・問題解決のインパクトが大きい順に施策を並べていきます。
ここで大事なことは「1.1倍成果を出す方法」だけではなく「10倍成果を出す方法」も一緒にメモ書きすることが大事です。1.1倍成果を出す方法と10倍成果を出す方法はそもそも構造が違そうです。一旦脳と自分のリミッターを外して、「無理だ」「こんなことやっていいのか?」とは考えずにまずは書きだしてみましょう。成果が出るのにやってダメなことなんてありません(犯罪以外は)
納期を決める
使用ツール:simple note または スプレッドシート
打ち手を出したら期限を決めるところまでやります。打ち手を出しただけではいつやるかの逆算ができていないので、必ず遅延します(張ヶ谷の場合)
なので期限を決めるまでを1セットとしています。
実行/定点チェック
使用ツール:slackのリマインダー、Googleカレンダーの上の部分
slackでよく使っているリマインダーは下記です。辞書登録しているので「りま」で出るようにしています。
/remind me in 1 hour ””
/remind me “ " on 8:45 every day
/remind me in 30 min ””
/remind me on X:00 “"
/remind [target] to "" on 2017/1/1 at 1:00
また場合によってはGoogleカレンダーの上の部分に登録をしておいて、その日のはじめに確認して実行していくようにしています。
番外編(HRMOSについて)
以前利用をしようと考えたのですが、wantedlyとGreenのエントリー数値などを自動取り込みできないと知り、結局導入に至っていません。数値出しと面接者の登録を手動で行わないといけない+数値出しに15分も時間をかけていない+数値分析に月間2時間程度しかかかっていないところを見ると月額10万円×12ヶ月=年間120万円(税別)の費用対効果を得ることは難しいと思い、導入を断念しました。
もしいらっしゃれば「そんなことはないよ!絶対に導入した方がいいよ!」とオススメする現役人事の方からのご連絡お待ちしております!!それ以上の効用が今のところ見当たっておりません!人事の人数が増えれば管理上必要かもしれませんが。
以上です!これで張ヶ谷は死んでもステップとしては受け継がれると思うので、あとは健闘を祈ります!張ヶ谷は至って元気です(๑´ڡ`๑)また随時更新していきます(`・ω・´)ゝ