【3回目】目からウロコのコーチングを読んだ

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 1on1を何度もやってきているので、改めて改善するために読んでみました。実際に読んでやってみたところかなり変化がありました。部下の表情が全然違ったので、1on1を上司としてやっている人は1つでもこの本を読んだ中で気になったところを真似るとよさそう。コーチングを受ける部下側も読んでおいてもいいと思います!

 

コーチングでは、「思ったことをしゃべる」のではなく、「しゃべりながら自分の考えに気づく」ということをしていると考えてください。

普段考えない、けど潜在的に考えていることを引き出す、「自分はこんなことを考えていたのか!」というのに気づいている瞬間を見れるのは面白い体験ですよね。
質問の仕方が問われます。

コ ーチングをするときは、 「要点だけ」や「結論は……」などという言葉は禁句です。「全部聴く」と思ってください。

1on1以外だったら本当にこればっかりになってますね。。。1on1時は気をつけないとできないレベル。

コ ーチングの相手がどこに向かっているのかが 、常に明らかでなければなりません。コ ーチと相手が、「達成した」というコンセンサスを持てるような具体的な基準で設定される必要があります。二つ目は、目標が定まったら、それを成し遂げた時の状態をしっかりとビジュアライズ(映像化 )していくことです。そして、三つ目は決してコ ーチが目標を設定しないということです。

以前自分もコーチングを社外の方にしてもらった時にビジュアライズの重要性を非常に感じました。質問の仕方も設定の仕方も少し聞き方を変えるだけで全然違う結果になるなぁと。 

目標を設定するプロセスを進めるうちに 、そのひと自身がみえていなかったことが段々クリアになり 、自分自身が本当に欲しい 「別の目標」が見えてくるということが頻繁に起こります 。それを、私のセミナーでは 「仮面を取る」というイメ ージで「ピーリングオフ」といっています 。

 免疫マップというフレームワークがありますが、自分がもともと考えていたこととは違う目的を実現したいことをよくあることです。自分一人で考えているだけでは見つけられないこともあるので、1on1で問いかけることで、本来解決したい課題を見つけてあげることが大事ですね。
上司も「実はもっと深いところに課題がある可能性がある」という認識を持っておくのは大事だと思います。

「もし……だったら」は、未来にフォ ーカスしていますが、そこは 「現在の欲しいものが明らかに『ない』状態」にフォ ーカスすることにもなっています。ない状態に意識が向くのは 、エネルギッシュとはいえません 。ですから、コーチが率先して「あなたはもうそれを手にしている」という前提で訊いてほしいのです。慣れないと照れますが、「さあ、今すでに目標が達成されたとして、一緒にその瞬間を描いていきましょう!」などと前置きして、存分に楽しむ気持ちでチャレンジしてください

聞き方大事。

相手が積極的に答を探そうとしない時に、コ ーチがあえて沈黙することも、「潜在意識から答を探し出すこと」を促す手段になります。「沈黙を破るのは相手」です。コーチではありません。

時には待つことも大事。

コ ーチングを学んだばかりの頃は、なんでも質問してしまいがちです。「こちらが訊きたい質問」が「相手が話したいこと」であるとは限りません。

これは注意していないと自然と「自分が聞きたいこと」に向かってしまいそうですね。 

「今の仕事が向いているのかどうかわからない」とクライアントが言ったなら、テーマの見えないこの話からコ ーチは一歩進め、「では、この短い時間に、何を明確にしますか?」と互いのコンセンサスを作る質問をします。そして相手から、例えば「転職できるか、できるとしたらどういう準備が必要か、考えるきっかけにしたいです」などという、そのセッションの明確な到達点(セッションごとのテ ーマ )が出てきて初めてコ ーチングを始められるのです。

 ゴールを明確にすることも大事です。コーチングで質問を重ねていくと、「何を聞きたかったんだっけ?」という場面がこれまでに確かにあったなと感じました。

 

本書を読むのは3回目ですが、改めて考え直すことがたくさんありました。

1on1を受けている側も受ける側もどちらの方にもおすすめです!