中途採用支援(RPO)を行っている株式会社NewRecord張ヶ谷です。
中途採用支援を行う中で、顧客側の人事が「2週間程度お休みします」という場面に出くわすことがまぁまぁあります。これまで自分1人でなんとかしないといけない!(実際そういう状況)と思っていたところに中途採用の業務をまるっと渡すことができて張り詰めていた気が緩んだことによる影響もありそうです。自分はなぜか年末年始によく風邪を引きます。気が緩む。
自分が体験/出くわしたたまたまの現象かもしれないですが、共通の部分もありそうなので思い当たる節のある経営者、人事の方は一度働き方を見直してみてはいかがでしょうか。長期戦を戦い抜くためにはメンタル相当大事なので。
プライベートのことはわからないのでそこは除いた考えです。
原因は「労働時間=マルチタスク」
これが圧倒的1位です。
ベンチャーの『人事』で採用・制度企画・運用・総務・労務・広報・庶務を兼務で担っているケースがあって体調崩している人に結構出会ったりするんだけど、これたぶんその人の問題ではなく普通に無理なので早めに「無理宣言」した方がいいです。
— 張ヶ谷拓実|中途採用支援(RPO) (@takumihari) 2023年1月5日
結構体力自信ある、メンタル強めな自分でも死にかけた。
かくいう自分も「結構やばいな?」と感じていたことはありました。なんとなく手がつけられないで数時間経過する、「一旦コーヒーでも飲んで落ち着くか」が1日5回(カフェイン摂取しすぎて吐いた)など。
依頼したら「やります」と言ってくれちゃう
上司から依頼を受けたら、それは断りづらいかと思います。「ちょっと残業すれば」「来月を乗り切れば」という感じで確かにできなくはない。でも多くの場合で「来月を乗り切れば×12ヶ月」みたいな状態になり「結局毎月乗り切らないと!って言ってない?」と感じます。
上司も依頼をすれば「やります」と言ってくれるもんだから「じゃあ任せるか!」となってどんどん頼ってしまう。ではどうしたらいいか?
無理宣言を言う、検知する
人事側から
「もうこれ以上は対応難しいです」「この業務が期待値分達成できていないので◯◯と◯◯に集中させてほしい」と伝えるとよさそうです。まずは伝えることが第一歩です。
上司側から
マルチタスクで業務を行っている場合、残業しているケースが結構あります。労働時間が過剰ではない時はマルチタスクで対応していても精神衛生を保てるケースはあります。しかし労働時間が過剰になると一気に崩壊します。なので勤怠管理などで上司側から残業時間が過剰ではないか検知して1on1などで「業務の優先順位見直す?」「この業務は誰かに渡すか、外注も検討する?」と伝えてあげるとメンタル崩壊を免れるように思います。
上司に外部委託する予算権限がなかったり、上司がさらに上の上司を説得する能力がなかったり、気合いでなんとかしろパターンは本当に要注意です。
評価は下がらない場合が多い
上司からの依頼を断るのは勇気が必要です。依頼を断ることで、やる気がない・スキルがないと思われたりしないか?と不安になるかもしれないですが大丈夫です。マルチタスクになっている時点で色々抱えているはずです。仕事は任されています。最も注力すべき業務に120%の成果を出せば評価をされます。
地味だけどメンタル崩壊に近づくこと
雑な面接フィードバック
求人作成して、掲載して、スカウト送信して、日程調整して、カジュアル面談して、ついに最終面接。結果は不合格。そして面接官からのフィードバックは「なんか違う(以上)」。これ結構メンタルにくるのでお気をつけください。
対応しても給与アップに繋がらない
最初は「よし新しい挑戦だからやるか!」「誰も対応できないから対応しよう!」というモチベーションで対応するも、モチベーション維持するのは相当難しいです。長期で対応する想定なら評価に入れるべきだし、ふと「これやっても評価されないし、給与アップもないよな」「何のために頑張っているんだっけ?」と思ったら一気にメンタル凹みます。もちろん給料だけで働いているわけではないですが、長期繁栄は難しい構造ですよね。
その他にも地味だけどメンタル崩壊に近づくことはたくさんあります。もし私のことだ!メンタルやばそう!という方はこの投稿をシェアして地味に上司にアピールするか、張ヶ谷までご相談ください。
パワハラ、セクハラの場合はもう逃げましょう。
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