「経験ゼロから1回目」「1回経験したあとの2回目」どちらが心理的ハードルが高いか?

仕事をする上でいろんな経験を積んでいる人の方が例え話がうまかったり、抽象的に物事を捉えられたり、シンプルに話が面白い傾向にあるように思います。経験は仕事上のことでもそうですがプライベートでもスポーツをしたり、文化的なものに触れたりとさまざまなことです。

 

経験をしている/していないという結果の前に、なんでその差が出るのか考えた時に「経験をするための最初の1回の心理的ハードルがとんでもなく高いのかもしれない」ということと「テクニックで解決できる」という気がしたのでまとめてみました。

心理的ハードル

イメージを視覚化してみたんですが心理的ハードルは「経験ゼロから1回目」と「1回経験したあとの2回目」だと「経験ゼロから1回目」の方がとんでもなく高い印象です。

心理的ハードルが上がってしまう原因は「解像度」

最初の1回目はどんなに事前に話を聞いても、記事を読んでも、動画を見ても何が起こるか予想がつかない。かかる費用、時間など想定外のこともたくさん起こるかもしれない。あんな失敗をするんじゃないか、うまくできないんじゃないかなど悪い妄想は膨れ上がる傾向にあるので想像しようとするとどんどん心理的ハードルが上がってしまう。

そしてやらない理由を作り出す

お金

スポーツでも、芸術でも、趣味でも何かを始める時に出費が発生することの方が多い気がします。今は節約しているし、やり続けるとしたらお金足りなくなるかもしれないしとやらない理由ができます。

時間

何かをするには時間が必要になります。「仕事で忙しい」と言ってやらない理由ができます。

他人の目

「何目指しているの?」、飽きて辞めてしまった時に「◯◯って飽きっぽいよね」と言われてかもしれない。ちょっと恥ずかしいからとやらない理由ができます。

 

「本当はやりたいと思っていなかったかもしれない」と思って、やらないことが決定します。

「やりたい」と一度思ったということは?

人間には「やりたい」「やりたくない」の2択ではなく、「そもそも選択肢に上がらない興味のないもの」というものがある気がしています。自分は(無理やり捻り出して思い出した)手芸には興味が持てないです。なので「やりたい」と思わないし、「やりたくない」とも思わない。手芸やりたいなーと想像すらできない。

なので一度でも「あ、◯◯◯◯やってみたいかも」と思ったということはすでにかなり興味があること・ものなんじゃないかと思います。

小さく始めてみる

レッスンに通ってみる

何事も最初はうまくできないことの方が多いです。なので小さくてもいいから「うまくできた」という成功体験を積むことが大事です。初回レッスンは今後何度も通ってもらえるように初回レッスンで小さい成功体験を積めるような仕組み(コンバージョン施策ともいう)が盛り込まれているはずです。1回3000-5000円などのレッスンでまずは始めてみると良いと思います。

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レンタルをしてみる

自分の場合カメラを本格的に始めようと思って課金しまくったら30万以上になりました(48回払い無金利だったので実質無料)最初からいきなり30万円以上課金するのはそれこそ心理的ハードル爆上がりなのでレンタルサービスを利用して借りてみると良さそうです。

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転職ではなく副業、インターン、アルバイトから初めてみる

転職でも同じで小さく始めることができます。最近はリモートワークも普及してきてより副業やインターンがしやすくなっているのでもはや言い訳ができない状況ですらあります。転職は大きな決断なので副業などの機会から関わっていくと良いかと思います。

新しいことにチャレンジする時の心構え3つ

飽きたらどんどん辞める

経験をするまでそれが本当に好きなのか、楽しいのかわかるわけありません。一旦経験して好きでも楽しくもなかったらどんどん辞めたらいいんです。飽きっぽい?とか言ってくる人はシカトしましょう。経験1を積めている時点で次のステップに進んでます。

戦略的に思考停止して3回やる

初回でたまたまあまりうまくいかないという可能性もゼロではないです。何回かやってみると「最初よりちょっとうまくできたな」となったりするので「とにかく3回はやってみる。それから続けるかどうかを考えてみる」と事前に意思決定しておくと変に考えないで進めるのでおすすめです。

先に予定を抑える、お金を払う

先に予定を抑える、お金を払うということをしないと「仕事が忙しいし今週はいいか」「お金ないし(実際はある)今は節約するか」とやらない理由を作ってしまうことになります。自分のやりたいことを優先して仕事の時間や他人との時間はそのあと(働いている場合は就業規則は守りましょう)

好奇心はあるか?

でも結局最後はその人の「好奇心」ではあるので、いくらテクニック/心構えを知っていようが心理的ハードルの構造を理解していようが好奇心がないと動き出すことはできないです。「好奇心」があるのであればテクニック/心構えを使ってどんどんいろんな経験を積んでいってもらえればと思います。

「何事も経験が大事だ!」という免罪符のもとリボ払いでMAX120万円借金があった大人より(完済済み、リボ払いは経験しなくていいです)