「お手隙」は永遠に来ない

 

 

 

 

来ません。

 

 

 

 

厳密に言えば、作業する時間はあれど「お手隙にお願いします!」と言われたタスクをやる時間は永遠に来ません。

 

その業務は本当に必要なのか

なにかの業務が発生すると言うことは解決したい課題があるはず。行わなければ何かがストップしたり、迷惑をかけることになってしまうような場合だと考えています。「お手隙にお願いします!」と伝えて仮に対応しなくてもなんの問題も起きなかった場合、その依頼した業務は本当に必要な業務だったんでしょうか?

業務を依頼するのは難易度高い

誰かに業務を依頼をするのは非常に難易度が高いと思っています。解決したい課題はなにか?その解決策が本当に最善か?依頼をした内容をしっかり相手は把握できているか?いつまでに行わないといけないのか?誰が担当するのが最適か?など考慮することがたくさんあります。

そもそも難易度が高いわけなので、もしかしたらそこまで考えられる能力がなくあまり必要ではない業務を「お手隙で!」と言ってしまっているかもしれません。

「お手隙で」と言っていたら振り返ってみる

じゃあ能力がないからダメかと言われるとそうではなく、自分や依頼してきた相手が「お手隙でお願いします!」と言ってきたら「いつまでにやるべきですか?」「解決したい課題はなんですか?」と聞いてみるといいかもしれません。また自分が発言をしていたら「あ!言ってしまっている!」と気づくのがいいかもしれません。

それぞれの気づきと確認が会社、組織、チームの文化になってくるので考える組織に繋がっていくように感じます。業務の目的を正しく理解し最善の方法を選択できる割合が増えれば業務効率も格段に上がるはずです。

「これやっておいて!」は楽

期日もなく、担当を指名するでもなく、あれこれそれで伝えて伝わる時があったりします。またたまたまうまくいっちゃうと「めっちゃ楽」と思う時があります。でも体感としては「あれってなんのことでしたっけ?」「こうするものだと思っていました」となるケースの方が多いように感じているので、できるだけ楽に逃げないように意識しています。易きに流れがち。

 

最近業務が増えていたり、スケジュール通りに進まなかったりしていたらちょっと見直してみると案外効率化できる箇所ややらなくていい業務があったりするものです。

「お手隙で!」と言っていたら、気づくチャンスかもしれません。あなたのお手もいつまで経っても空かないのでこのタイミングで振り返ってみてはどうでしょうか?