人事になり半年が経過しました。様々な人事業務を進めてきたところで「アウトプットばかりだなぁ」と感じ始めたので読書再開しました。急激に成長を続けていて、参考になりそうなサイバーエージェント曽山さんの本を読みました。
クリエイティブ人事 個人を伸ばす、チームを活かす (光文社新書)
- 作者: 曽山哲人,金井壽宏
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2014/07/17
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (2件) を見る
人事とは
・人事は人で業績をあげる部署だ
・人事部門の仕事は経営の質を高めることだ
・「デリバラブル(提供価値)」人事はどんな価値を現場で働く人たちに対して届けられるのか?
人事は「採用すればいい」というものではなく、「業績をあげる」「営業利益を作る」という視点で業務に当たらないといけないなぁと感じています。人事は代表、経営メンバーと同じかそれ以上に先を見て業務(採用、制度構築など)を仕掛けていかないと常に後手に回ってしまいます。
この本の中に「ゼロベースで考えて人事は必要なのか?」という問いもありました。理想で言えばなくなるものですよね。常にゼロベースで考えて、コストセンターとならないように改めていく必要があるなぁと考えさせられました。
制度に関すること
・制度はつくって導入することが目的ではなく、それによって経営陣の要望に応え、社員の動きがよくなり、会社の業績が向上することがゴール
・制度は細かくつくり混んではダメ
・制度は計画が2割、運用が8割
おそらく採用から制度作りに個人的な意識がいっているんじゃないかなと感じています。人数が増えてくることで非効率になってくる部分や、より効率化していかないといけない部分がこれから出てくると思います。その時の教訓として上記の記述は特に意識していきたいと感じたのでメモをしたんだと思います(無意識にkindleでマーカー引いてました)
すぐやったこと1
2駅ルールの運用を適正化しました。渋谷駅を中心とした地図に線を引き、「この町名・番地までが2駅圏内」というふうにはっきり定義したのです。
ルール適正化までに1年間の猶予期間を設けることにしました。
divにも2駅ルールがあります(家賃補助3万円)。以前に「ここって家賃補助圏内ですかね?」という相談を受けました。その時は「2駅までなので大丈夫ですよ!」と伝えていましたがどこまでなのか?というところが曖昧だったので町名・番地までを明確にしました。
すぐやったこと2
月に100人の社員とあって話すことを目標としています。
来週、再来週のランチの時間は社員ランチで埋まりました。面接やカジュアル面談などで社外の人とランチを行くことが中心でしたが、現場の活躍や課題点など聞きたいと思っています。曽山さんがあの規模(連結3935人!!)で積極的に現場に耳を向けていると知って「(;゚ロ゚)ハッ」としました。キャッチアップができていない部分もあると思うので積極的に課題を見つけて社員が安心して仕事を進められるように改善していきたいと思っています。
社員のみなさんへ
自分も積極的に誘うので、誘ってください|ω・)チラ
これからやろうと思うこと
・「1人前チェックリスト」を作成したことです。A4判の用紙に、1人前の営業担当者が身につけておくべき基礎的な週間や知識を列挙しておき、できるようになった人は上司や先輩にスタンプを押してもらうようにしました。
・トレーナー制度を導入したことです。といっても、もともと若手しかいない組織ですから、1年目の社員に2年目の社員をつける「トゥギャザートレーナー制度」をつくり、1年目の育成につなげるとともに、2年目の社員が後輩に教えることを通じて自分も学べるような環境を整えました。
・「月イチ面談」という制度をつくりました。マネジャーと担当者が、週に1回は難しいとしても、月に1回面談をすれば、評価や査定の不満を減らせるのではないかと考えたのです。
「1人前チェックリスト」
divには「ハイパフォーマンスガイド」というものがあります。
・受信トレイは常に空の状態を保つ(メールはアーカイブする)
・会議時間は推奨15分以内、最大30分以内とする
・リーダーはアジェンダを会議前にメンバーに共有し、論点を予め明確にしておく
生産性高く仕事をするために決めた80項目に渡るガイドです。「1人前チェックリスト」の様な形ではありますが、独自の制度としてよくワークしていると思っています。
「月イチ面談」
ZUUの冨田 和成社長の著書「鬼速PDCA」では「週2回面談」を推奨しています。自分の場合は月曜、木曜の9時45分〜10時00分で現状確認と相談ごとを聞いています。「月イチ面談」「週2回面談」などの制度をそのままコピーするのではなく必要なところをより自社にフィットする形で導入していければと思っています。
今後、より成果を出すことができる組織にするために、良い制度や仕組みは積極的に導入していきたいと思っています。
久しぶりのインプットでしたが、かなりよかったです。引き続き「最強のNO.2 会社と社会で突き抜ける最強のNO.2を極めろ!」(読むの3回目)を読みます。
おすすめの人事本があればご教示くださいm(_ _)m
クリエイティブ人事 個人を伸ばす、チームを活かす (光文社新書)
- 作者: 曽山哲人,金井壽宏
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2014/07/17
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (2件) を見る
最強のNo.2 会社と社会で突き抜ける最強のNo.2を極めろ! U25 Survival Manual Series
- 作者: 曽山哲人
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2013/04/17
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る