「慎重な人」が「大胆な人」に変われないたった1つの特徴

「慎重な人」が「大胆な人」に変われないたった1つの特徴と題しました。日々仕事をしていると、この「大胆な人」は出世している人が多いなぁと感じています。

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同じ人間、なんで「慎重な人」と「大胆な人」に別れているんだろうとぼんやり考えながら仕事をしていて、いろんな人を見ている中で、これかな?というポイントを見つけたので書きたいと思いました。

 

 

今のリソースで考えるかどうか

 

 

これがとても近しいのではないかと考えています。

慎重な人

事業に関する内容でのリソースとはヒト・モノ・カネを指しています。慎重な人は例えば人材のリソースが現在のサービスを運営するギリギリの人数だった場合、「今の人数でギリギリなのでやめておくか」という考えをしている傾向にあります。また部内での予算が決まっている中でうまく使うこと(これはこれでいいこと)を考えるのに長けていると感じています。

 

大胆な人

理想の状態・目指したい目標から決めています。そこに現状のヒト・モノ・カネの概念は一旦頭からは消え去っている。理想の状態があり、そこにどうやったら近づけるのか、その目標をどうやったら達成できるのかという逆算の発想をしている傾向にあります。少しでもヒト・モノ・カネがちらつくとどうしても妥協案になってしまうので、意図的になのか記憶力に難があるのかリソースを無視して考えることができているように感じます。

 

大胆な人の例

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今でしょ

大胆(そんまさよし)と読んでも過言じゃないくらいの大胆さ。10兆円ファンドは異次元すぎて、「その手があったか!」というより「🤔

孫さんにも共通しているのが理想の状態・目指したい目標から逆算しているところ。『300年先まで続く会社にしたい』よく決算発表でも言っていますが、これが理想の状態。そのために群戦略。そのためにビジョンファンド。

どう実現するかにもよりますが、孫さんの描く構想を実現するには今持っているリソースではまっっっっっっっっっっっっったく足りなそうな雰囲気を感じます。

 

一旦忘れる訓練 

どうしても自分の働く時間、チームの予算、会社の規模、果敢な挑戦をして失敗をした時の降格、現時点で提供しているサービス、会社の現預金など、今のリソースを考えがち。しかし3回呟いてみてください。「一旦忘れる、一旦忘れる、一旦忘れる」と。それを元に理想の状態・目指したい目標を書いて、具体的に何をすれば実現できるのかを考えてみてください。「あれ、意外といけるかも」というのが経験上結構あります。これは非常にお得です。みんなが想像もしていないことを「意外といける」算段がつくからです。

具体的なアクションの方法を考えている時にどうしても途中で「リソースが・・・」と思い浮かんで来る時もあるでしょう。その時も「一旦忘れる、一旦忘れる、一旦忘れる」と声に出して呟いてみましょう。忘れられます。

これは訓練です。しょっちゅうやっているとそれが当たり前になってきます。

 

 

💥💥💥

 

大胆な人になりたいかなりたくないかは人それぞれですが、発想の方法としてはとても役に立っています。一緒に仕事をする仲間に「あーたしかに!その手があったか!」と言われたら気持ちいいですし、積み上げ式より目標から逆算の方が最短距離で走れる感覚があります。言い換えると戦略思考のような感じもします。

一緒に働く仲間がとても大胆な人だったら「おー!それめちゃいいなぁ!」と日々感動することもできるかなと。

 

全員が全員大胆になったらウケますが、ちょっと最近刺激が足りないなと思う場面があるなら今のリソースを忘れて、理想の状態から逆算して考えてみることをオススメします。

 

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