採用目標の未達原因 1位は「◯◯◯」

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株式会社NewRecordを始めたことで経営者や採用人事の方々に採用に関する課題を聞く機会が最近増えました。その中で「採用目標が未達」という話もよく聞きます。詳しく聞いてみると共通する原因が見えてきたので書いてみます。

 

採用目標の未達原因1位は「採用人事の工数不足」

採用目標の未達原因1位は今いる採用人事の業務時間数に対して、採用目標を達成するための予想業務時間数が計算時点で遥かに超えているケースです。というかほぼそのパターンです。

 

1.2名で月数十名の採用目標を持っていることもザラで、さらに採用人事以外にも労務・採用広報・総務も兼任している場合もあります。ちゃんと定時に帰れていますか?

 

以前採用人事と広報と制度設計を兼務していたことがありますが、頭の使い方が全然違うので本当に苦労しました。たぶん2度とそのような業務設計はしない自信があります。いや、絶対に。

 

採用強化する時に一番最初にした仕事は「社内からの人集め」

採用目標(年間300名)から逆算した面接数、書類選考数、スカウト送信数、求人掲載数を見て現任の採用人事の人数では業務量を超えることが明らかでした。


そのため一番最初にやった事は社内(セールス、キャリアコンサルタント、エンジニア)から採用人事へ異動できるメンバーをかき集めてくる事でした。

 

また人数は予想業務量ギリギリではなく10-20%くらいの余剰が出ても良いくらいの業務量を想定して人集めをしてきました。もちろん採用人事の目標は採用数のみにしました。

 

 

「あー無理だなこれは!」と諦めて加速した採用

前述したように高い目標に対して今いる採用人事ではまったく業務量が足りない。わかった瞬間に諦める力に定評があるのですぐに今いるメンバーで目標達成に向かうのを諦めました。

完全お手上げ状態で経営会議で「全然無理なので社内異動で増員お願いします!」とお願いをしたことを覚えています。


問題は構造にある

採用は「5人採用するには採用人事1名必要」という指標が作りにくいポジションだと考えています。
幹部採用、地方採用、エンジニア採用、メンバー採用など役職も職種も違うとそれぞれの係数(承諾率、通過率、返信率など)が違うため一定の工数が定義できない。

 

そのため「そんなに必要?」と役員から言われたら怯んじゃいませんか?おおよそ数字/論拠がないといけない部分もあるんですが前述したように定義が難しいので「強気で行く」がまぁまぁ大事です。

 

採用人事が足りないかも?のチェックリスト

下記チェックリストに結構当てはまっていたら採用人事の工数不足している可能性が大です。

 

□採用人事が他の仕事も兼務している(広報、労務、総務、組織開発、制度企画)
□月内定承諾数8名に対し採用人事が1名(もはや限界値レベル)
□2Q連続で採用目標が未達となっている
□利用しているはずの求人媒体の情報が最新ではない
□利用可能なスカウト分が消費できず消滅した
□残業が常態化している、休みがち、体調を崩しがち

 

採用人事メンバーは努力家で責任感も強いし、目標達成意欲も高い方が多いように感じています。別の観点からみると「自分でなんとかしよう!」と考えすぎてしまってなかなかヘルプを出せない方も多い印象があります。

 

なので上記チェックリストに当てはまるような傾向があれば「採用人事足りなくないですか?」と経営陣や他のメンバーが問いかけてあげるといいかもしれませんね。

 

「あれ?うちの会社採用目標全然達成できていないぞ?」という方はfacebookのDMかメールでもお気軽にご相談ください!

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