返信率40%!wantedlyスカウト極めた。返信が来るコツを徹底解説!

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色んな事情があり封印していたんですが、wantedlyの方と打ち合わせしてて見せたらいい反応だったので公開してみることにしました。

=以下2019年10月に記載をした内容です=

採用業務を行なっている中で非常に有効なのは「wantedlyスカウト」です。他の採用媒体だと返信率1〜10%と言った場合も多いですが、返信率40%を超えることができたので送信手順と方法を10個の画像と事例3つを含めて解説します。

 

送信データ

送信期間:2019年10月1日〜10月31日
送信総数件:150件
返信率:41.5%

下記のような感じで毎日返信があるので、日々面接が組まれていっています。

検索結果_-_takumi_di-v_co_jp_-_株式会社div_メール

 

この記事を書いた想い


人事向け
人事はスカウト業務以外にも採用や内定者フォロー、求人作成、ペルソナ作成、求人更新などめちゃくちゃタスクが多いです。なのでより効率化することが必要だと考えています。

 

採用をミッションとしている人事以外の方向け
これからの採用は人事だけのものではありません。採用をミッションとして持っている事業部側のメンバーがスカウトする場合も増えてくると思います(スクラム採用?)

各事業部のメンバーは採用のプロではないですし、他の業務もある中でスカウトに避ける時間は少ない。その少ない時間を最も効率のいい使い方をしてもらいたいなと思っています。それは自社だけでなく、すべての会社で同じく効率化されれば世の中がよくなると考えています。

divは定期的に各事業部のリーダーが集まってスカウトを行うスカウト会を行なっています。ちなみにめちゃくちゃ成果出てます。

事前準備

まずは事前準備です。今回は返信率の高いスカウトを送信する方法を紹介するので、求人作成などの詳細までは記載しません。最低限ここまで準備しておけば効率的にスカウト送信ができる!というところまで書きます。

 

wantedlyプレミアムプランに変更する
大事中の大事です。上げない理由が本当にないです。wantedlyの仕様上候補者に対してのスカウト送信上限が決まっています。なので高いプランを契約している企業の方が人気な候補者に対していち早くアプローチができます。

また後ほど記載しますが、プランを上げないとスカウト条件検索機能で多用する「アクティビティ、転職意欲、返信」という機能が使えません。これは致命的です。これだけで返信率10-20%上がる気がします。

 

求人を作成する
スカウトを送信する際に添付する求人が必要です。なのでスカウトを送信する対象向けの求人は最低限準備しておきましょう。

 

biskettを導入する
スカウトメールの雛形に日程調整アプリであるbiskettのURLを貼り付けるために必要です。日程調整はもはや人間がやる仕事ではないので、アプリなどで自動化しましょう。

サービス詳細はこちらから:biskett

価格設定合ってる?というレベルで費用対効果高いのでおすすめ!

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スカウトメールの雛形を作成する
スカウトメールの雛形を作成しましょう!毎回同じ文章を作成するのは時間の無駄です。共通部分はコピペできるようにしておきましょう!

 

clipyをインストールする
クリップボード拡張アプリです。スカウト業務だけではなくパソコン作業で欠かせないアプリです。そしてなんと無料!やばい。windowsはcliborとか?(よくわかってない)

ダウンロードはこちらから:clipy

 

clipyにスカウトメールの雛形をスニペット登録する
clipyのダウンロードが完了したらスニペットに、作成したスカウトメールの雛形を保存しましょう!保存ができたら「cmmand+shift+B」を押すと下記のように出てきます。これをクリックすれば雛形を添付することができます。

スクリーンショット_2019-10-12_21_07_15(2)

事前準備は以上です。
ここまで準備ができていればスカウト業務に移ります。

 

実際のスカウト手順とポイント

検索条件を設定する
まずはスカウト送信をするための検索条件を設定します。その時に見るべきは下記の画像で赤く囲っているところです。ここは絶対に選択をするようにしましょう。

Wantedly(ウォンテッドリー)はたらくを面白くするビジネスSNS

◎職種
候補者は数十万人います。その中から少しでも絞らないと探しきれません。なので最低限職種の絞り込みはしましょう。

 

◎年齢
ここも数十万人いる候補者を絞り込むという理由で絞り込みを行なってください。

 

◎この先やってみたいこと
一番大事です。今後やっていきたいことがマッチしていなかったらスカウトを送信しても見向きもされません。また書いていないということはあまり準備もまだできていないため返信意欲も高くない傾向にあるので、なにかしら記載がしてある人が表示されるようにしましょう。

 

◎アクティビティ
「1日以内にログイン」に設定をしましょう。1週間→1ヶ月となるに連れて、返信率が落ちると思ってください。

 

◎転職意欲
「転職意欲が非常に高い」に設定をしましょう。返信意欲が高いの方が返信率が低いと思ってください。

 

◎返信
「返信に積極的」に設定をしましょう。

検索条件は保存をしておきましょう。アクティビティ、転職意欲、返信がそれぞれ高い状態でスカウトを送信する場合は最低でも週2回スカウトを送信する時間を設定する必要があります。毎回検索条件を設定するのは時間の無駄なので保存をおすすめします!

Wantedly(ウォンテッドリー)はたらくを面白くするビジネスSNS-2


気になるリストに自分用のグループを作る
気になるリスト→グループ管理→新しいグループを作るの手順で作成することができます。自分用のグループを作っておくことで自分専用の気になるリストが作成できます。後ほど行う業務で非常に楽です。

Wantedly(ウォンテッドリー)はたらくを面白くするビジネスSNS


プロフィールを見る
1、「この先やってみたいこと」を見る
先ほども記載しましたが、一番大事です。
これまでの経験上、セールスを採用していた場合「マーケティング、企画、営業、海外」と記載があった場合、ほとんどマーケティングがやりたい人です。またなにも書いていないということはあまり転職意欲が高くない、またまだ準備段階なので転職に積極的でない場合が高いです。
意欲満々だったら記載していると思いませんか?

2、「自己紹介」を見る
これまでの経歴や人となりを見ます。ここでも現在募集しているポジションでも活躍ができそうかなどを見ます。
あと結構見ているのは「結論から書かれているか?」です。正直自分の書きたいようにダラダラ書いている人が多いです。成果を出している人は「結論から書く/話す」ということができるはずなので、文章もわかりやすく結論から書く癖が付いているはずです。そういうところは非常に見ています。

3、「その他の情報」を見る
スカウトで使えそうな、気になる部分を記載しましょう!
出身地が一緒!とか趣味が一緒!とか大学が同じ!とかそういう部分のコメントをスカウト文章内に記載してもいいと思います。

 

気になるリストの登録をする
ここでまだスカウトは打ちません!検索をした結果出てきた人を全員見て、スカウト送りたい人を気になるリストに登録した後に「まとめてスカウト送信をする方が圧倒的に効率的」です。

この時に先ほど作成した自分用のグループが活躍します。自分用のグループに登録をするようにしましょう!

また一度気になるリストに保存しても、スカウトを送信する際に「やっぱり違った!」というのはまぁまぁあることなので、まずは「よさそうな雰囲気を感じる」という曖昧な感じでもいいのでバンバン気になるリストに入れていきましょう!

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スカウトを送る
1、気になるリストを表示する
自分用の気になるリストを押すと先ほど保存したスカウト対象者が出てくるので、あとは上から順番にスカウトを送信していくだけです。

Wantedly(ウォンテッドリー)はたらくを面白くするビジネスSNS

 

2、スカウトボタンを押して、スカウトメールの雛形をclipyで貼り付ける

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3、個人別に最適化された文章を記載していく

雛形をclipyで貼り付けたらあとは個別に最適化された文章をプロフィールから抜き出して、文章を加えていきます。ここで大事なのは「ちゃんとプロフィールを見ているよ!」「こういうところが気になったよ!」というところをちゃんと伝えることです。大量送信の一つではないぞ!と思ってもらうことですね。

【事例1】
◯◯◯、Tesla Motors Japanでの経験に興味を持ちご連絡させていただきました!またこのさきやってみたいことに記載のある「現在の自分の強みであるセールスやカスタマーサクセスを通して、会社の成長に貢献すること、新規事業の立ち上げから経験すること」はまさに実現できる環境だと思っています!
TeslaのモデルX試乗してみたことあるんですが、マジでよかったです・・・
日本の法律が変わって完全自動運転になったら買う気がしますw

スカウトメールというよりももはやただの会話になっていますが、なんとなく人間味があって他のスカウトメールと差別化できるかなと思い試乗の話とかを書きました。いや、Teslaまじでよかったんですよ!

【事例2】
◯◯◯◯での経験に興味を持ちご連絡させていただきました!またこのさきやってみたいことに記載のある「ITもしくはコンサル業界のお仕事です」はまさに実現できる環境だと思っています!ちなみに弊社のセールスは90%がIT未経験です。ITの経験は問いません!

>県外転職を目指しております
東京、大阪、名古屋、福岡どこでも選べます!

>ITは約1年前に実際にプログラミングスクールに通う機会があり
むちゃくちゃマッチしていますね!w

まさかのTECH::CAMP受講生でした!それぞれ書いてあることにリアクションすることでやっぱり「この人は見てくれている!」「しかも条件とマッチしている!」と思ってくれると思って書きました。本当に隅々まで見ているので!

【事例3】
◯◯◯◯での経験に興味を持ちご連絡させていただきました!またこのさきやってみたいことに記載のある「新しいサービスを日本に広めること!」はまさに実現できる環境だと思っています!まだまだTECH::CAMP、TECH::EXPERTの認知度は低いです。しかし非常に顧客の人生に貢献しています。だからこそやりがいがあると考えています!
ちなみに弊社のセールスは90%がIT未経験です。ITの経験は問いません。

>マネージャー60名の中で担当顧客数及び月の売上がトップ。(立ち上げから現在まで)
むちゃくちゃすごいなと思いました!このへんについても詳しくお聞きできればと思っています!

「サービスを日本に広めること!」は自分も面接でよく話をしている点です。なのでもっと認知度をあげていきたい!という本音を記載しました。
またこの方は経歴のところにめちゃくちゃ記載してくれていたので、その中でも特に興味深かった点を抜き出して「全文読んだ中でなおさらここに興味を持ったぞ!」というアピールをするために引用部分をスカウト文に追記しています。


全てスカウトを送ったら終了
お疲れ様でした。これでスカウト作業は終了です。これを週2回どこかの時間で実施をしていきましょう。スカウト作業自体ルーティンになってしまうので、効率化することで1時間で10件以上送信できるようになります。

 

以上です。
「スカウトは大量に送信しないといけない」ということはありません。プラン変更、打つ人を絞る、スカウト文章を工夫することで返信率をあげれば送信する数は減らせます。
それでなくても人事はやることが多いですよね。だからこそ「1名スカウト、1名入社」という理想を常に追いかけることが大事だと思っています。

 

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