中途採用支援(RPO)を行っている株式会社NewRecord張ヶ谷です。
顧客の採用支援も行っていますが、自社の採用も粛々と進めています。おかげさまで10月2名、11月2名の新入社員が増えます!Wantedlyをメインで利用しているのですが管理画面を表示すると右上に「今週の募集ランキング」というのが表示されています。
↓こんな感じ
時々「募集PVランキング1位を獲得しました!」という投稿をSNSで見かけるので改めてこのランキングという存在をどうしたらいいのかを考えてみました。
募集PVランキングとはなにか
まずは募集PVランキングとはなんぞやというものの理解から。こちらはWantedlyサポートチームに伺った内容です。
■そもそも募集PVランキングはどう決まるのか?(Wantedly公式説明)
毎日集計・更新され、前日から7日前までの間に掲載している最もPV数が伸びた募集ページの数値をもとに算出しております。■募集PVランキングとは1求人のPVですか?それとも会社単位(複数求人を公開したら合計PV数)でしょうか?
複数の求人の合計PV数ではなく、前日から7日前までの間に掲載されている募集で1番伸びた1つの求人の数値をもとに算出しております。
ちなみにそれぞれの日付のランキングはこちら。およそ◯◯◯PV獲得できれば1位にはなれる可能性あるかも?
■9月12日22:07時点
1st 12457PV A Inc.
2nd 4758PV ㈱ベースインターナショナル
3rd 2414PV 株式会社ヤマップ
■9月13日15:10時点
1st 12615PV A Inc.
2nd 5395PV ㈱ベースインターナショナル
3rd 2311PV 株式会社アダビト
■9月18日15:00時点
1st 4115PV 株式会社エフ・コード
2nd 3413PV A Inc.
3rd 3093PV 株式会社アーシャルデザイン
■9月19日14:11時点
1st 4113PV 株式会社エフ・コード
2nd 3091PV 株式会社アーシャルデザイン
3rd 1997PV 株式会社Yotsunagi
■9月20日15:42時点
1st 6018PV 株式会社エフ・コード
2nd 3628PV 株式会社favy
3rd 3083PV 株式会社アーシャルデザイン
どの職種が狙い目か
PVを増やすためには下記のような手法があると思います。
1、求人を掲載する
2、応援をする/してもらう
3、SNSでシェアする/してもらう
4、人気求人のランキングを狙う
5、Wantedly有料オプション1 Facebook広告
6、Wantedly有料オプション2 トップページ広告
7、Wantedlyで検索をしてもらう
7で検索をしてもらう場合Wantedlyの登録者の母数が多い方が検索をされやすい、また求人をクリックしてもらうやすいはずです。なのでWantedlyの企業側の管理画面から職種別の登録者人数を見てみました。おそらく1000の位以下は省略な気がします。
ちなみにNewRecordは「ライトプラン6ヶ月」を利用しているため検索に全ての候補者が表示されていない可能性があります。これをみるとエンジニアに向けた募集を公開すると良さそうですが求人供給過多のような気がするので別のアプローチをするのが良さそうです。
エンジニア:29,000人
セールス・事業開発:21,000人
マーケティング・PR:18,000人
デザイン・アート:14,000人
コーポレート:12,000人
PM・Webディレクション:9,000人
編集・ライティング:6,000人
コンサルティング:4,000人
カスタマーサクセス・サポート:3,000人
メディカル:1,000人
そのほか:40,000人
IRの資料を見てみたんですがデザイナーの割合がちょっと違うような気がしました。プレミアムプランにする方がいいのかも?数え方の問題?
結論
一時的なイベントとして1ヶ月やってみるのはあり。
採用人事の場合は採用人数を目標としている場合が多い気がします。メインの目標は採用人数に置きつつ、Wantedlyの募集PVランキング1位または上位を目指して試行錯誤することで媒体運用のノウハウも学べるしPVが増えてエントリーも増え決定が出る可能性があるからです。募集PVランキングを上げるためにどうしたらいいかを分解して考える力もつきそう。
ただしずーっと募集PVランキング1位を継続するというのは非現実的なので、1ヶ月限定でやっているのは良さそうです。なぜ1ヶ月かというとPVを獲得するための求人作成、また求人用の写真撮影、シェアをしてもらう協力者の獲得、一気にシェアを行うための準備などを行うとすると1ヶ月くらいはかかりそうな気がしました。またオプションでブーストするとしたら社内決裁獲得する時間も必要そうですね。
書いていて思ったんですが仮に10万円投資しても1名採用できたら想定の採用単価、人材紹介経由で採用した時と比較をしてもめちゃくちゃ投資効率良さそうですね。
むやみやたらにPVを増やす方法
フルリモート可、フルフレックス、経験不問などのワードはPV、エントリーともに増える傾向にあります。ただし会社の制度にフルリモートがなかったりしたら採用につながらないので意味がないのでやめましょう。あとシンプルにイケメンや美女だとクリックはされそう(PVからの応募率が恐ろしく低そう)
有利なパターン
募集PVランキングで1位を目指す時に有利なパターンはあると考えています。創業した直後で、facebookとかもあまり友達がおらず、社会人経験があまりない、Wantedlyを使い始めたばかりという会社の場合は応援協力やSNSでのシェアも見込めないためなかなか難しい戦いになります。それとは逆に下記のような会社は比較をすると有利な気がしています。
・在籍している社員数が多い
・社員に協力なインフルエンサーがいる
・注目度が高い業界/企業/サービスである
・瞬間的に注目されるようなPRや話題がある(良くても、悪くても)
・働きやすい制度がある
採用の最高パターンは「1求人掲載→1PV→1応募→1面接→1内定→1入社」ですが、そんなことはわかっています。採用を進めている中でメイン目標の採用人数を追っている中で、「なんか刺激が足りないな?」という時に一時的なイベントとしてやってみてはいかがでしょうか?量をこなすことで質も生まれるので「このタイトルは刺さった!」「このポジションの採用はWantedlyが最適だった!」みたいな発見もあるはずです。
あとWantedlyから採用できれば成果報酬ゼロ(厳密には初期費用はかかるけど)なので上司や経営陣にドヤれますね。